認定NPO法人高木仁三郎市民科学基金

高木仁三郎市民科学基金 第23期(2024年度)国内向け助成
高木仁三郎市民科学基金(高木基金)は、生涯をかけて核・原子力問題の批判的な研究に取り組むとともに、脱原発の運動に力を尽くし、2000年10月に死去した「市民科学者」、高木仁三郎の遺志により設立されました。
高木仁三郎は、自分の遺産を元に基金を設立し、趣旨に共鳴する多くの人から寄付を募って、次の時代の「市民科学者」を育成・支援してほしいとの遺言を残しました。
高木基金は、2001年度から「市民科学」を志す個人やグループへの公募助成に取り組んできました。2023年度までの助成件数は459件、助成累計金額は2億4300万円を超えました。
これまでに助成してきた研究テーマは、核・原子力に関わるもの、化学物質による環境汚染・健康被害、大規模開発事業による自然破壊の問題など、多岐にわたります。
さらに、私たちは、産業や経済のグローバル化にともなう領土や資源をめぐる紛争や、先端科学技術・研究の軍事利用をどのように規制するかといった困難な課題にも直面しています。持続可能で平和な社会を実現していくために、私たち一人ひとりが問題の現場で学び、専門性を高めるとともに、社会的な議論を深める中で課題の解決を目指していくことが「市民科学」の役割だと高木基金は考えます。
困難な課題に直面しながらも、あきらめではなく「希望」を胸に、未来を切り拓こうとする次の世代の「市民科学者」を育成、支援することが、高木仁三郎の遺志であり、高木基金の目的です。多くの方からの意欲的な応募を期待しています。

【対象となる調査研究】
「市民科学」の考え方に基づく調査研究であれば分野・テーマは問いません。

【助成金額】
・助成予算の総額は800万円とします。
・1件あたりの助成金額は、高木基金からの過去の助成実績に応じて、以下の通りとします。
一般:100万
高木基金にはじめて応募する、あるいは高木基金から過去に1回、助成を受けた実績のある個人・グループ
継続:原則として50万円最大100万円
高木基金から2回以上の助成を受けた実績のある個人・グループ

【申込み方法】
・高木基金のウェブサイトの専用フォームから応募登録を行うとともに、助成申込書のファイルをダウンロードし、必要事項を入力の上、メールの添付ファイルで送信してください。


※詳しくは、下記HPをご参照下さい。

【応募期限】
2024年5月10日(金)
応募締め切り:2024年5月10日(金)午後9時


【問い合わせ】
認定NPO法人高木仁三郎市民科学基金
住所:160-0003 新宿区四谷本塩町4-15 iTEXビル3階
電話:- ファックス:-
Eメール:info@takagifund.org ホームページ:http://www.takagifund.org/apply/